さしよる/差し寄る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
さしよる/差し寄る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | さしよら |
連用形 | さしより |
終止形 | さしよる |
連体形 | さしよる |
已然形 | さしよれ |
命令形 | さしよれ |
■意味:自動詞
近づく、近寄る、そばへ寄る。
[出典]:
丹波に出雲といふ所あり 徒然草
「...とて、
さし寄りて、据ゑ直して、往にければ、上人の感涙いたづらになりにけり。」
[訳]:...といって、(獅子に)
近づいて(位置を元に)置き戻して、行ってしまったので、上人の涙は無駄になってしまいました。