なづ/撫づ
このテキストでは、ダ行下二段活用の動詞「
なづ/撫づ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ダ行下二段活用
未然形 | たちいで |
連用形 | たちいで |
終止形 | たちいづ |
連体形 | たちいづる |
已然形 | たちいづれ |
命令形 | たちいでよ |
■意味1:他動詞
なでる。
[出典]:
にくきもの 枕草子
「また、酒飲みてあめき、口を探り、鬚ある者はそれを
なで...」
[訳]:また、酒を飲んでわめき、口(の辺り)を触れて確かめ、髭のある者はそれを
なで...
■意味2:他動詞
かわいがる、慈しむ。
[出典]:心なしと見ゆる者も 徒然草
「民をなで農を勧めば...」
[訳]:民衆を慈しみ農業を推奨するならば...