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古文単語「ろんず/論ず」の意味・解説【サ行変格活用】

著者名: 走るメロス
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ろんず/論ず

このテキストでは、サ行変格活用の動詞「ろんず/論ず」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

サ行変格活用

未然形ろんぜ
連用形ろんじ
終止形ろんず
連体形ろんずる
已然形ろんずれ
命令形ろんぜよ


意味1:自動詞

議論する、討論する、言い争う

[出典]いみじき成敗 沙石集
「『七つこそありしに、六つあるこそ不審なれ。一つをば隠されたるにや。』と言ふ。『さることなし。もとより六つなり。』と論ずるほどに、果ては国の守のもとにして、これをことわらしむ。」

[訳]:「(軟挺は)七つあったはずだが、(ここに)六つあるのは疑わしい。一つお隠しになられたのではないですか。」と(持ち主の男は)言います。(夫は)「そのようなことはありません。もともと六つですよ。」と言い争ううちに、しまいには国守のもとで、これを判断させる(ことになりました)。


意味2:自動詞

物事の道理を説く、正しく解き明かす

[出典]:鱸 平家物語
「国を治め、道を論じ、陰陽をやはらげ治む。」

[訳]:(太政大臣とは)国を治め、道を正しく解き明かし、(天地の)陰陽を和らげて治める(ものである)。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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