前回のおさらい
前回は、
であることについて学びました。
因数分解の公式"a²-b²=(a+b)(a-b)"
今回は、因数分解の公式の最終回です。
因数分解で最もよく使われる解き方
今回のは覚えるだけではなく、頭を使わなければならないので、公式とは言っても解き方に近いかもしれません。しかし、
因数分解の問題で最もよく使われる方法ですので、しっかりと頭にいれておきましょう。
早速、次の式をみてみましょう。
この式には共通項もなければ
の公式もあてはまりません。
解き方
このような場合、
足して5、かけて6になる数字の組み合わせを考えます。
足して5、かけて6…「2」と「3」ですね。このことから
であるとします。
頭を使って考えなければいけません。もう1題いってみましょう。
今度は、足して-6、かけて8になる数字の組み合わせです。
足して-6、かけて8…「-2」と「-4」ですね!
このことから
となります。
順番はどちらでもかまいません。
あっているかどうかは因数分解したものを展開してみましょう。
どちらもあっていますね。
足して○、かけて△
慣れればパッとでてくるのですが、頭を使って考えなければいけません。
慣れるまで演習を繰り返しましょう。
まとめ
以上、4回に渡って因数分解について述べてきました。
因数分解は、これから数学を学習する上で必ず必要となってくる計算方法です。ここで苦手意識がついてしまうと、これからの数学は苦手意識を持ったまま臨まなければなりません。
何度も何度も演習を繰り返して、しっかりと自分のものにできるようにがんばってください。