しろしめす/領ろし召す
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「
しろしめす/領ろし召す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「しろしめす」には
①
知ろし召す
②領ろし召す
などの用法があるが、ここでは「②領ろし召す」を扱う。
サ行四段活用
未然形 | しろしめさ |
連用形 | しろしめし |
終止形 | しろしめす |
連体形 | しろしめす |
已然形 | しろしめせ |
命令形 | しろしめせ |
■意味:他動詞
(「知る」の尊敬語で)
お治めになる、統治なさる、おとりしきりになる。
[出典]:古今和歌集
「今天皇の天の下しろしめすこと、四つのとき、九返りになむなりぬる。」
[訳]:今上天皇が天下をお治めになることは、四つの季節がめぐること、九回(九年目)になりました。