「さすらふ/流離ふ」の意味・活用・使用例【ハ行四段活用/ハ行下二段活用】
このテキストでは、古文単語「
さすらふ/流離ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「さすらふ」には、
①ハ行四段活用
②ハ行下二段活用
の用法があるが、意味はどちらも同じ。
①ハ行四段活用
| 未然形 | さすらは |
| 連用形 | さすらひ |
| 終止形 | さすらふ |
| 連体形 | さすらふ |
| 已然形 | さすらへ |
| 命令形 | さすらへ |
■意味:自動詞
さまよい歩く、放浪する、漂白する。
[出典]:総角 源氏物語
「心の外に、あるまじきさまにさすらふたぐひだにこそ多くはべるめれ。」
[訳]:思いどおりにならず、とんでもない姿で放浪する人々も多いようでございます。
②ハ行下二段活用
| 未然形 | さすらへ |
| 連用形 | さすらへ |
| 終止形 | さすらふ |
| 連体形 | さすらふる |
| 已然形 | さすらふれ |
| 命令形 | さすらへよ |
■意味:自動詞
さまよい歩く、放浪する、漂白する。
[出典]:
漂泊の思い・旅立ち 奥の細道
「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず、海浜に
さすらへ...」
[訳]:私もいつの頃からか、ちぎれ雲が風に誘われて行くように、さまよい歩きたいという気持ちがおさまらずに、海辺を
さまよい歩き...