絶対王政下の代表的君主
絶対王政下のヨーロッパ諸国には、どういった君主がいたのでしょうか。代表格といえるのが、エリザベス1世、ルイ14世、フェリペ2世です。
以下で簡単に各国の国王の治世にどのような出来事があったか見てみましょう。
イギリスの絶対王政
イギリスの絶対王政の代表はエリザベス1世です。彼女の治世には以下のような出来事がありました。
統一法の制定(1559年) |
財務大臣にグレシャムを起用 |
スコットランドの女王メアリー=スチュアートを処刑 |
世界周航を遂げたフランシス=ドレークの支援 |
家臣ローリーによるヴァージニアへの植民活動(1584年) |
アルマダの海戦(1588年) |
東インド会社の設立(1600年) |
フランスの絶対王政
フランスの絶対王政の代表はルイ14世です。彼の治世には以下のような出来事がありました。
フロンドの乱(1648〜1653年) |
スペインとのピレネー条約(1659年) |
新大陸にルイジアナ植民地を建設(1682年) |
ヴェルサイユ宮殿の建設(1682年) |
ナントの勅令を廃止(1685年) |
スペインの絶対王政
スペインの絶対王政の代表はフェリペ2世です。彼の治世には以下のような出来事がありました。
レパントの海戦でオスマン帝国を撃破(1571年) |
ポルトガル併合(1580〜1640年) |
アルマダの海戦でイギリスに敗北(1588年) |
以上のように、各国国王の治世に起こった出来事によって、その後の盛衰がはっきり分かれることになります。