かけうぐ/欠け穿ぐ
このテキストでは、ガ行下二段活用の動詞「
かけうぐ/欠け穿ぐ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ガ行下二段活用
未然形 | かけうげ |
連用形 | かけうげ |
終止形 | かけうぐ |
連体形 | かけうぐる |
已然形 | かけうぐれ |
命令形 | かけうげよ |
■意味:自動詞
欠けて穴が開く、欠けてえぐれる。
[出典]:
これも仁和寺の法師 徒然草
「...とて、藁のしべをまはりにさし入れて、かねを隔てて、首もちぎるばかり引きたるに、耳鼻
欠けうげながら抜けにけり。」
[訳]:わらの芯を(首)周りにさし入れて、足鼎と(首と)の間を離して、首もちぎれてしまうぐらい引っ張ったところ、耳や鼻は
欠けて穴が開いたものの(足鼎は頭から)抜けたのだった。