はじめに
このテキストでは、未来を仮定するときの表現方法について説明します。
未来を表す仮定法には、2種類の表現方法があります。
1つは、
あまり起こりそうのないことを仮定する場合。そしてもう1つは、
起こる可能性のある未来を表す場合です。それぞれの違いについてみていきましょう。
1:あまり起こりそうにないことを仮定する
If+主語+should+動詞の原形~,主語+would(could, should, might)+動詞の原形○○.
万が一~ならば○○だろうと訳します。
If Meros should run away, I would be killed.
万が一メロスが逃げたら、私は処刑されるでしょう。
なお、これは should を一番最初にもってきて
Should Meros run away, I would be killed. と書き換えることも可能です。意味はもちろんかわりません。
2:起こりそうなことを予測する
起こりそうもない未来を予測する一方で、「もし~であれば、○○だろう」というように、起こる可能性がありそうな未来を表す表現方法もあります。
If+主語+were+to動詞の原形~,主語+would(could, might)+動詞の原形○○.
仮に~だったら、○○だろうと訳します。
①とあまり変わりない気がするかもしれませんが、
①はあまり起こりそうがないと話してが思っている、②は起こる可能性が少しでもあると話し手が思っているときに使い分けます。
If she were to know it,she would get angry.
もし彼女がそれを知ったら、起こるだろうなあ。
またこの表現は、「
仮に~ならば○○だろう」と、純粋に仮定を表すこともできます。
If I were to get young, I would go to university again.
仮に若かったら、もう一度大学に行き直したいです。
終わりに
仮定法をうまく使いこなせたら、英語の表現の幅がぐんと広がります。
根気強くやっていきましょう!