Ifを使ったさまざまな表現
このテキストでは、Ifを使ったさまざまな表現をみていきましょう。
もしあの時~だったら今頃~なのに
If he had not stopped, he would not be alive now.
※もしあの時立ち止まっていなかったら、彼は今頃生きていないでしょう。
"
もしあの時~だったら今頃~なのに"を表すためには、
If節の時制を過去完了に、そして主節を"助動詞(*1)+動詞の原形"にします。
(*1)助動詞とは、would,could,might,shouldのいずれかになります。
あたかも~なように○○する
He talks as if he knew everything.
※彼はあたかもなんでも知っているように話す。
He behaves as if he had been there.
※彼はあたかもそこにいたかのように話した。
"
as if + S+V"で"
あたかもSはVなように"と訳します。また、"as if"のあとが過去形(be動詞の場合はwere)であれば"
~かのように"、過去完了であれば"
~であったかのように"となります。
万が一~であれば
If the train should be late, I would go to pick you up.
※万が一電車が遅れるようなことがあれば、迎えに行くからね。
実現する可能性が低く、"
万が一~ならば"と表すには、"
If+S+should+動詞の原形"を使います。この表現方法では、主節(ifのついていない節)の助動詞が、過去形にならない場合もあります。
仮に~だとしたら
If I were to lose next game, I would have my head shaved.
※仮に次のゲームで負けるようなことがあれば、坊主にするよ。
1つ上のshouldをつかった表現と同じく、
実現する可能性が低く"
仮に~だとしたら"と表すときには、"
If+S+were+to 動詞の原形, S+would+動詞の原形"とします。
~さえすれば / あのとき~さえしていれば
If only I could speak French.
※フランス語さえ話せればなぁ。
If only I had told her not to go.
※あのとき彼女に行くなとさえ言っていればなぁ。
"
~さえすれば"を表すには"
If only+S+過去形"、"
あのとき~さえしていれば"を表すには"
If only+S+過去完了"の形をとります。