うちおどろく/打ち驚く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
うちおどろく/打ち驚く」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
カ行四段活用
未然形 | うちおどろか |
連用形 | うちおどろき |
終止形 | うちおどろく |
連体形 | うちおどろく |
已然形 | うちおどろけ |
命令形 | うちおどろけ |
■意味1:自動詞
目が覚める、はっと気づく。
[出典]:
大納言殿参り給ひて 枕草子
「上も
うちおどろかせ給ひて、」
[訳]:天皇も
目をお
覚ましになり...
■意味2:自動詞
はっと驚く、予期しないことに驚く。
[出典]:源氏物語 紫式部
「久しうさしものぞきたまはぬに、覚えなき折なれば、うちおどろかるれど...」
[訳]:久しくお顔もお出しにならないのに、(光源氏が)思いもよらないときにいらっしゃったので、(明石の君は)はっと驚かされはするのですが...