ほし/欲し
※「ほし」には
①欲し(形容詞・シク活用)
②星(名詞)
などの用法があるが、ここでは「①欲し」を扱う。
形容詞・シク活用
| 未然形 | ほしく | ほしから |
| 連用形 | ほしく | ほしかり |
| 終止形 | ほし | ◯ |
| 連体形 | ほしき | ほしかる |
| 已然形 | ほしけれ | ◯ |
| 命令形 | ◯ | ほしかれ |
■意味1
自分のものにしたい、得たい、所有したい。
[出典]:
楫取りの心は神の御心 土佐日記
「この住吉の明神は、例の神ぞかし。
ほしき物ぞおはすらむ。」
[訳]:この住吉神社の神は、(先ほど話しに出た)例の神様です。何か
欲しいものがおありなのでしょう。
■意味2
そうありたいと思う。
[出典]:
さらぬ別れ 伊勢物語
「老いぬればさらぬ別れのありといへばいよいよ見まく
ほしき君かな」
[訳]:年をとると避けられない別れ(死別)ということもあるというので、よりいっそう会いたい
と思われるあなたですよ
※「
まくほし」で一語とする場合もある。