伊曾保物語『馬と犬のこと』
ここでは、伊曾保物語の中の『馬と犬のこと』の品詞分解をしています。書籍によっては『犬と馬のこと』とするものもあるようです。
品詞分解
※名詞は省略してあります。
ある(連体詞)
人、
ゑのこ
を(格助詞)
いと(副詞)
いたはり(ラ行四段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
に(断定の助動詞・連用形)
や(係助詞)、
その(連語:代名詞「そ」+格助詞「の」)
主人
外
より(格助詞)
帰り(ラ行四段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
時、
かの(連語:代名詞「か」+格助詞「の」)
ゑのこ、
その(連語:代名詞「そ」+格助詞「の」)
膝
に(格助詞)
上り(ラ行四段活用・連用形)、
胸
に(格助詞)
手
を(格助詞)
あげ(ガ行下二段活用・連用形)、
口
の(格助詞)
ほとり
を(格助詞)
ねぶりまはる(ラ行四段活用・終止形)。
これ(代名詞)
に(格助詞)
よって(接続詞)、
主人
愛する(サ行変格活用・連体形)
こと
いや増しなり(形容動詞・ナリ活用・終止形)。
馬
ほのかに(形容動詞・ナリ活用・連用形)
この(連語:代名詞「こ」+格助詞「の」)
由
を(格助詞)
見(マ行上一段活用・連用形)
て(接続助詞)、
うらやましく(形容詞・シク活用・連用形)
や(係助詞)
思ひ(ハ行四段活用・連用形)
けむ(過去原因推量の助動詞・連体形)、