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風姿花伝『二十四、五』の品詞分解

著者名: 走るメロス
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風姿花伝『二十四、五』

このテキストでは、風姿花伝の一節『二十四、五』の品詞分解を記しています。





風姿花伝は、15世紀の初めごろに世阿弥が記した能の理論書です。

※現代語訳:風姿花伝『二十四、五』の現代語訳・内容

品詞分解

※名詞は省略してあります。



このころ、一期の芸能の定まる初めなり。さるほどに、稽古の境なり。声もすでになほり、体も定まる時分なり。されば、この道に二つの果報あり。声と身なりなり。

代名詞
格助詞
ころ、
一期
格助詞
芸能
格助詞
定まるラ行四段活用・連体形
初め
なり。断定の助動詞・終止形
さる連体詞
ほど
に、格助詞
稽古
格助詞
なり。断定の助動詞・終止形
係助詞
すでに副詞
なほり、ラ行四段活用・連用形
係助詞
定まるラ行四段活用・連体形
時分
なり。断定の助動詞・終止形
されば、副詞
代名詞
格助詞
格助詞
二つ
格助詞
果報
あり。ラ行変格活用・終止形
格助詞
身なり
なり。断定の助動詞・終止形







これ二つは、この時分に定まるなり。歳盛りに向かふ芸能の生ずるところなり。さるほどに、よそ目にも、すは、上手で来たりとて、人も目に立つるなり。

これ代名詞
二つ
は、係助詞
代名詞
格助詞
時分
格助詞
定まるラ行四段活用・連体形
なり。断定の助動詞・終止形
歳盛り
格助詞
向かふハ行四段活用・連体形
芸能
格助詞
生ずるサ行変格活用・連体形
ところ
なり。断定の助動詞・終止形
さる連体詞
ほど
に、格助詞
よそ目
格助詞
も、係助詞
すは、感動詞
上手
出で来カ行変格活用・連用形
たり完了の助動詞・終止形
とて、格助詞
係助詞
格助詞
立つるタ行下二段活用・連体形
なり。断定の助動詞・終止形






もと名人などなれども、当座の花にめづらしくして、立会勝負にも、いったん勝つときは、人も思ひ上げ、主も上手と思ひしむるなり。これ、返す返す主のため仇なり。

もと副詞
名人
など副助詞
なれ断定の助動詞・已然形
ども、接続助詞
当座
格助詞
格助詞
珍しく形容詞・シク活用・連用形
サ行変格活用・連用形
て、接続助詞
立会勝負
格助詞
も、係助詞
いったん副詞
勝つタ行四段活用・連体形
とき
は、係助詞
係助詞
思ひ上げ、ガ行下二段活用・連用形
係助詞
上手
格助詞
思ひしむるマ行下二段活用・連体形
なり。断定の助動詞・終止形
これ、代名詞
返す返す副詞
格助詞
ため
なり。断定の助動詞・終止形
これ代名詞
も、係助詞
まこと
格助詞
断定の助動詞・連用形
係助詞
あら補助動詞・ラ行変格活用・未然形
ず。打消の助動詞・終止形







これも、まことの花にはあらず。年の盛りと、見る人の、いったんの心の珍しき花なり。

格助詞
盛り
と、格助詞
見るマ行上一段活用・連体形
の、格助詞
いったん
格助詞
格助詞
珍しき形容詞・シク活用・連体形
なり。断定の助動詞・終止形
まこと
格助詞
目利き
係助詞
見分くカ行四段活用・終止形
べし。推量の助動詞・終止形



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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 高等学校古典B』 第一学習社

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