図形の平行移動のやりかた
この記事では、
平面図形の平行移動の仕方について述べたいと思います。
図形の平行移動ときいて、みなさんはどんなイメージがわきますか?
「図形を平行に移動するんじゃないの?」、「平行に移動?どっちの方向に?」
いろいろあると思いますが、それでは実際にやってみましょう。
次の問題を考えてみましょう。
「三角形ABCを矢印の方向に矢印の長さだけ平行移動しなさい。」
図1
言い換えると、三角形ABCとまったく同じ三角形を、矢印の方向に矢印の長さだけずれた場所に作りなさいということです。
ここで重要なのは、点A、点B、点Cが
それぞれどこに移動するのかを考えるということです。矢印が右向きなので、図形を右に移動することは間違いなさそうですね。
では点A、点B、点Cは右にどれだけ移動すればいいのでしょうか?
答えは簡単です。点Aから
矢印の長さ分だけ右に移動、点B、点Cも同様に
矢印の長さ分だけ右に移動していきます。実際にやってみましょう。
実践
図2
まずは点Aを矢印の長さ分だけ右に移動します。
すると図2のようになりますね。同じように点B、点Cも移動させます。
図3
すると図3のようになりますね。ここで右に移動した点を結んで図形を作ります。
図4
これが、三角形ABCを平行移動させたときの図形です。
どの方向にどれだけ平行移動させるのかがわかったら、 それぞれの点に矢印をあわせて移動させる。
ここがポイントです。