対頂角の性質
図のように、2つの直線が交わることで、∠A、∠B、∠C、∠Dという4つの∠ができます。このとき、∠Aと∠C、また∠Bと∠Dは向かい合っていますが、このように向かい合っている2つの角のことを"
対頂角"と言います。そして
対頂角は、必ず同じ大きさとなります。
つまり∠A=∠C、∠B=∠Dとなります。
練習問題
◆ポイント
対頂角の大きさは等しいという性質を利用します。
∠xの対頂角の大きさは60°なので、∠x=60°。
∠yの対頂角の大きさは120°なので、∠y=120°
簡単ですね!ではもう1問やってみましょう。
練習問題 その2
まず∠xの大きさはすぐにわかりますね。∠xの対頂角の大きさが25°なので、∠x=25°となります。
問題なのは∠yです。yの対頂角はあたえられていないので、簡単に求めることができません。なのでアプローチをかえてみましょう。
直線ADをみてください。直線ということは
∠AOB+∠BOC+∠COD=180°
となります。
ここに気づけるかどうかがポイントです。
∠AOB=∠x=25°、∠BOCは対頂角の大きさがわかっているので、∠BOC=35°
つまり、25°+35°+∠y=180°
∠y=180°-25°-35°
∠y=120°
と求めることができます。