はじめに
ここでは、
角柱という立体と、
角錐という立体の特徴、違いについて説明をしたいと思います。
まず角柱と角錐それぞれを見比べてみましょう。
(三角柱と三角錐を例に挙げます)
■図1)角柱
■図2)角錐
さて、どこが異なるでしょうか?
・角柱の方が、角錐よりも1つ面が多い。
・角錐は先端がとがっている。
まだまだありますね。それでは角柱と角錐の説明にうつりたいと思います。
角柱とは
角柱とは、2つの合同で平行な多角形を持ち(今回の例では、上の面と底の面に合同で平行な位置関係にある三角形があります)、その多角形の数だけ側面を持っています。(今回は底面が三角形なので、3つの側面がありますね)。
底面が三角形なら、三角柱、五角形なら五角柱…呼びます、では、底面が四角形の角柱はなんと呼ぶべきでしょうか。四角柱でしょうか。
図3
図3が、底面が四角形の角柱です。この図形、どこかで見たことありませんか?
そうです、立方体、直方体と習いましたね。
ではこのような角柱はどうでしょう。
図4
図4は、底辺が台形のときの角柱です。このときは立方体/直方体とは呼びませんよね。
つまり、
底面の図形が正方形や長方形のときだけその角柱のことを立方体/直方体と呼び、それ以外の四角形のときは、四角柱と呼ぶということです。
角錐とは
角錐とは、底辺が多角形(三角形、四角形、五角形…)で、
側面は三角形である立体のことを言います。
先端がとがっているのもその特徴の1つです。
側面があり、柱っぽいのが角柱、先端がとがっているのが円錐と覚えましょう。