π−θの三角関数の公式
sin(θ+π)=−sinθ
cos(θ+π)=−cosθ
tan(θ+π)=tanθ
の公式を利用して、次の公式を証明してみましょう。
sin(π−θ)=sinθ
cos(π−θ)=−cosθ
tan(π−θ)=−tanθ
公式の証明は
加法定理を用いておこなうこともできますが、今回は加法定理を学習していなくてもできる方法で行います。
sin(π−θ)=sinθの証明
"sin(θ+π)=−sinθ"のθを、−θにおきかえてみます。
sin(π−θ)=−sin(−θ)
ここで、"
sin(−θ)=−sinθ"の
公式より、
sin(π−θ)=−sin(−θ)=−(−sinθ)=sinθ
cos(π−θ)=−cosθの証明
"cos(θ+π)=−cosθ"のθを、−θにおきかえてみます。
cos(π−θ)=−cos(−θ)
ここで、"
cos(−θ)=cosθ"の
公式より、
cos(π−θ)=−cos(−θ)=−cosθ
tan(π−θ)=−tanθの証明
"tan(θ+π)=tanθ"のθを、−θにおきかえてみます。
tan(π−θ)=tan(−θ)
ここで、"
tan(−θ)=−tanθ"の
公式より、
tan(π−θ)=tan(−θ)=−tanθ