θ+π/2の三角関数の公式
次の公式を証明していきます。
図のように座標上に△POAをとり、∠POA=θ、OP=1とします。
△POAを、原点中心に"π/2"だけ回転させた三角形を△QOBとします。
イメージしにくい人は、"π/2"を度数法で考えてみてください。"π/2"は、度数法では"90°"です。つまり
△POAを90°回転させた三角形を△QOBとするということです。
"
∠QOA=θ+π/2"であることをおさえておきましょう。
このとき、△POAと△QOBは合同なので、Pの座標をP(x,y)としたら、Qの座標はQ(−y,x)となります。このとき△POAにおいて、

−①

−②

−③
△QOBにおいて、
 = \frac{QC}{OQ} =x)
−④
 = \frac{OC}{OQ} =-y)
−⑤
 = \frac{QC}{OC} =- \frac{x}{y} )
−⑥
①と⑤より
②と④より
③と⑥より
以上のことから、公式が成り立つことが証明されました。