三角比の拡張
これまでは三角形を用いて三角比を考えてきましたが、ここでは座標を用いて三角比を考えてみましょう。数学Ⅰの範囲では、座標を用いることで"0°〜180°"の三角比を考えるようになります。
まずは下図をみて次のことを覚えましょう。
問題
ではこれを使ってどのように問題を解くのかをみていきましょう。
次のような図があったとします。
半径が√2の円において、θ=135°とする。
このときのsinθ、cosθ、tanθの値を求めなさい。
△OPAにおいて∠POA=45°、∠PAOは直角なので、∠APO=45°であることがわかります。ということは、△OPAは、
PA:OA:PO=1:1:√2
の三角形ですね。
"OP=半径=√2"なので、このことからPの座標は(−1、1)となります。
先ほどの公式より
となります。
解法への鍵は、点Pの座標を求められるかどうかです。