等級とは
等級とは、恒星の明るさを示す単位のようなものです。
1等級や2等級と表しますが、こと座にあるベガ(織姫星)を0等級とし、光の強さが0等級の100分の1となる星の明るさを5等級と定めてあります。
0等級から5等級までの差なので、6段階で100倍です。5段階で100倍ではないので注意。
つまり、
等級の数字が小さければ小さいほどその星が明るいということになります。
見かけの等級
この等級の定義とは別に「見かけの等級」という概念が存在します。
等級とは本来、星の明るさを表すものです。
どういうことかと言いますと、
同じ距離でみたときにその星がどれだけ明るいのかを示すものです。
しかしながら、地球を基準に恒星を見ると、近くに存在する恒星の方が遠くにある恒星よりも明るく見えることがあります。この矛盾をなくすために考えられたのが「見かけの等級」です。
まとめると、
地球からみたときにどれだけ明るく感じるのかを基準に考えるのが見かけの等級ということですね。
これでいくと、本来の等級では「4.9等」である太陽は、見かけの等級で表すと「-26.7等」となります。ちなみに、地球から肉眼で見える恒星の見かけの等級は6等と言われています。
星本来の明るさを示すのが等級
地球からみてどれぐらい明るいかが見かけの等級