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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

奥の細道「平泉」テストで出題されそうな問題

著者名: 走るメロス
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平泉

このテキストでは、松尾芭蕉が書いた奥の細道から、『平泉』でテストに出題されそうな問題をピックアップしています。



問題

次の文章を読み、問いに答えよ


三代の栄耀一睡の中にして、 大門の跡は一里こなたにあり。秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。

まづ高館にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落ち入る。泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさし固め、夷を防ぐと見えたり。さても 義臣 すぐつてこの城にこもり、功名一時のくさむらとなる。国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠うち敷き て、時の移るまで涙を落とし侍りぬ。

夏草や兵どもが夢の跡

卯の花に兼房見ゆる白毛かな 曾良


かねて耳驚かしたる二堂開帳す。経堂は三将の像を残し、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。七宝散りうせて、珠の扉風に破れ、金の柱霜雪に朽ちて、既に頽廃空虚のくさむらとなるべきを、四面新たに囲みて、甍を覆うて風雨をしのぐ。しばらく千歳の記念とはなれり。

五月雨の降り残してや光堂

設問

Q1:「三代の栄耀」とは、何氏の栄耀のことを指すか。




Q2:「栄耀」の読み仮名を歴史的仮名遣いで答えよ。


Q3:「一睡の中にして」とはどのような意味か答えよ。


Q4:「大河」とは何を指すか、本文中より抜き出せ。




Q5:「功名」とは、誰の功名か。


Q6:「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」とは、誰の何という詩を意識しているか。


Q7:「かねて耳驚かしたる」とはどういう意味か。




Q8:「卯の花に兼房見ゆる白髪かな」を現代語訳せよ。


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『教科書 精選国語総合』 三省堂
『教科書 国語総合』 筑摩書房
『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 東京書籍
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

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