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18_80 アジア・アメリカの古代文明 / 中国の古典文明(殷・周の成立から秦・漢帝国)

五銖銭とは わかりやすい世界史用語465

著者名: ピアソラ
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五銖銭とは

五銖銭は、紀元前118年に始まった漢の時代から、紀元後618年に唐の時代が始まるまで使用された中国の通貨です。五銖銭の名前は、重さの単位である「銖(しゅ)」に由来しており、「五銖」は約4グラムを意味します。しかし、実際には五銖銭の重さや大きさは時代によって異なっていました。

五銖銭の歴史は、前漢の時代に始まります。当時の五銖銭は、重さが約4グラムで、直径は最大で33.3ミリメートル、重さは5.8グラムに達することもありました。五銖銭は、それ以前に使用されていた半兩(はんりょう)銭や三銖銭を置き換える形で導入されました。特に、五銖銭は、金との交換比率を固定するために導入され、1金(きん)に対して10,000枚の五銖銭が等価とされていました。

五銖銭は、その後も続く王朝である新、成家、東漢、三国時代、晋、十六国時代、南北朝時代、梁、陳、北魏、西魏、北斉、隋といった時代を通じて鋳造され続けました。五銖銭の鋳造は、唐の時代の開始とともに終了しましたが、その長い歴史を通じて、多くの変遷を経てきました。

五銖銭は、中国の貨幣史上最も長く使用された貨幣の一つであり、そのデザインは736年間にわたってほとんど変わらずに使用されました。

五銖銭は、その形状やデザインにも特徴があります。中央には四角い穴が開いており、これによって複数の銭を糸に通して管理することができました。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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