新規登録 ログイン

23_80 化学基礎:物質の変化 / 化学基礎:中和反応

化学基礎 中和反応とは

著者名: 藤山不二雄
Text_level_1
マイリストに追加
酸と塩基とが反応をして、互いの性質を打ち消すことを中和と言います。
例えば、塩酸と水酸化ナトリウムを合わせた場合をみてみましょう。

HCl+NaOH→H2O+NaCl…①

水と塩化ナトリウム(食塩)が生成されます。
中和の言い方を変えると、酸と塩基が反応するときに酸からH+が放出され、塩基がそのH+が受け取るとも表現できます。

その場合、①の式はイオン式でも表すことができます。
(H+)+(Cl-)+(Na+)+(OH-)→H2O+(Na+)+(Cl-)


以上のようにH+とOH-とは、ぴったりとペアとなって水になり、H+とOH-はもう残っていません。
酸塩基反応の中でも中和となる場合の反応中和反応とよびます。
中和反応は酸塩基反応の一種なんですね!
ですので、中和反応で生成される物質もまた(えん)と呼ばれます。
※゛しお"ではないですよ!


中和反応において以下のことが必ず成り立ちます。
酸から放出されるH+のモル数=塩基から放出されるOH-のモル数

Related_title

Keyword_title

Reference_title
『教科書 化学Ⅰ』三省堂
『教科書 化学Ⅰ』 東京書籍

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 42,214 pt 
 役に立った数 43 pt 
 う〜ん数 20 pt 
 マイリスト数 27 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。