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『おくの細道/冒頭(旅立ち・序文・漂泊の思ひ・夏草)』の品詞分解
著作名: 走るメロス
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弥生も末の七日、あけぼのの空朧々として、月は有明にて光をさまれるものから、不二の峰かすかに見えて、上野・谷中の花の梢またいつかはと心細し。


弥生
係助詞
格助詞
七日、
あけぼの
格助詞
朧々とタリ活用の形容動詞「ろうろうたり」の連用形
して、接続助詞
係助詞
有明
断定の助動詞「なり」の連用形
接続助詞
をさまれラ行四段活用「をさまる」の已然形
存続の助動詞「り」の連体形
ものから、接続助詞
不二
格助詞
かすかにナリ活用の形容動詞「かすかなり」の連用形
見えヤ行下二段活用「みゆ」の連用形
て、接続助詞
上野・谷中
格助詞
格助詞
また副詞
いつ代名詞
かは係助詞または終助詞
格助詞
心細し。ク活用の形容詞「こころぼそし」の終止形



むつまじきかぎりは宵よりつどひて舟に乗りて送る。千住といふ所にて舟を上がれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の涙をそそぐ。

むつまじきシク活用の形容詞「むつまじ」の連体形
かぎり
係助詞
より格助詞
つどひハ行四段活用「つどふ」の連用形
接続助詞
格助詞
乗りラ行四段活用「のる」の連用形
接続助詞
送る。ラ行四段活用「おくる」の終止形
千住
格助詞
いふハ行四段活用「いふ」の連体形
にて格助詞
格助詞
上がれラ行四段活用「あがる」の已然形
ば、接続助詞
前途
三千里
格助詞
思ひ
格助詞
ふさがりラ行四段活用「ふさがる」の連用形
て、接続助詞
格助詞
ちまた
格助詞
離別
格助詞
格助詞
そそぐ。ガ行四段活用「そそぐ」の終止形



「行く春や鳥なき魚の目は涙」これを矢立の初めとして行く道なほ進まず。人々は途中に立ち並びて、後ろ影の見ゆるまではと見送るなるべし。

行くカ行四段活用「ゆく」の連体形
間投助詞
啼きカ行四段活用「なく」の連用形
格助詞
係助詞
これ代名詞
格助詞
矢立
格助詞
初め
格助詞
サ行変格活用「す」の連用形
接続助詞
行くカ行四段活用「ゆく」の連体形
なほ副詞
進まマ行四段活用「すすむ」の未然形
ず。打消の助動詞「ず」の終止形
人々
係助詞
途中
格助詞
立ち並びバ行四段活用「たちならぶ」の連用形
て、接続助詞
後ろ影
格助詞
見ゆるヤ行下二段活用「みゆ」の連体形
まで副助詞
係助詞
格助詞
見送るラ行四段活用「みおくる」の連体形
なる断定の助動詞「なり」の連体形
べし。推量の助動詞「べし」の終止形


※つづき:おくのほそ道『草加』(ことし元禄二年にや〜)の品詞分解


現代語訳

おくの細道『旅立ち・序文・漂泊の思ひ』の現代語訳と解説


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著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は2億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。



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