manapedia
更新日時:
古文単語「ゆめゆめ/努努/勤勤/謹謹」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
22,674 views
ゆめゆめ/努努/勤勤/謹謹

ALT

※副詞「ゆめ」を2つ重ねて強めた語。
副詞

意味1

(下に禁止の語をともなって)
決して、断じて

[出典]:落窪物語
「このあなる子ども、ゆめゆめ憎みたまふな。」

[訳]:こちらにいるとかいう子どもを、決してお嫌いなさるな。


意味2

(下に打消の語をともなって)
少しも、まったく

[出典]忠度の都落ち 平家物語
「かかる忘れ形見を賜はりおき候ひぬる上は、ゆめゆめ疎略を存ずまじう候ふ。」

[訳]:このような忘れ形見を頂きましたからには、少しも(この巻物を)ぞんざいに(扱うことを)考えたりしていないつもりでございます。


意味3

(勧誘/要請して)
ぜひ、心して

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。