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古文単語「こうず/困ず」の意味・解説【サ行変格活用】 |
著作名:
走るメロス
23,318 views |
こうず/困ず
このテキストでは、サ行変格活用の動詞「こうず/困ず」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行変格活用
未然形 | こうぜ |
連用形 | こうじ |
終止形 | こうず |
連体形 | こうずる |
已然形 | こうずれ |
命令形 | こうぜよ |
■意味1:自動詞
(精神的に)
困る、辛く感じる、弱る。
[出典]:若菜下 源氏物語
「『いかに、いかに』と、日々に責められこうじて...」
[訳]:「どうなのか、どうなのか」と、毎日せきたてられて困って...
「『いかに、いかに』と、日々に責められこうじて...」
[訳]:「どうなのか、どうなのか」と、毎日せきたてられて困って...
■意味2:自動詞
疲れる。
[出典]:にくきもの 枕草子
「にはかにわづらふ人のあるに、験者もとむるに、例ある所になくて、外に尋ねありくほど、いと待ち遠に久しきに、からうじて待ちつけて、よろこびながら加持せさするに、このころ物怪にあづかりて困じにけるにや...」
[訳]:急に病気で苦しむ人がいるので、(祈祷を行う)修験者を探すのだが、(修験者が)普段いる所にはいなく、別の所をあちこち探してまわるうちに、(早く見つからないかと)たいそう待ち遠しく時間がかかっていたところ、(修験者を)やっとのことで待ち受けて、喜びながら加持祈祷をさせると、最近もののけに関わって疲れてしまったのであろうか...
「にはかにわづらふ人のあるに、験者もとむるに、例ある所になくて、外に尋ねありくほど、いと待ち遠に久しきに、からうじて待ちつけて、よろこびながら加持せさするに、このころ物怪にあづかりて困じにけるにや...」
[訳]:急に病気で苦しむ人がいるので、(祈祷を行う)修験者を探すのだが、(修験者が)普段いる所にはいなく、別の所をあちこち探してまわるうちに、(早く見つからないかと)たいそう待ち遠しく時間がかかっていたところ、(修験者を)やっとのことで待ち受けて、喜びながら加持祈祷をさせると、最近もののけに関わって疲れてしまったのであろうか...
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