時制とは?
時制とは、「いつの物事を言っているかを表す方法」です。
日本語で考えてみましょう。
これから行うことを言う時は、「勉強する」と言います。
過去に行ったことを言う時は、「勉強した」と言います。
「(勉強を)する」という動詞の形が変化します。
英語でも、「いつの物事を言うか」によって、動詞の形が変化します。
どんな時制があるか、見てみましょう。
時制にはどのようなものがあるか?
英語の時制を表にまとめると、以下のようになります。
| 過去 | 現在 | 未来 |
基本形 | I studied. | I study. | I will study. |
進行形 | I was studying.(過去進行形) | I am studying. (現在進行形) | I will be studying.(未来進行形) |
完了形 | I had studied. (過去完了形) | I have studied.(現在完了形) | I will have studied.(未来完了形) |
完了進行形 | I had been studying.(過去完了進行形) | I have been studying.(現在完了進行形) | I will have been studying.(未来完了進行形 ) |
まず横軸の「過去・現在・未来」は、「いつの物事を言っているか」を表します。
では、縦軸の「基本形・進行形・完了形・完了進行形」は何を表すのでしょうか。
「基本形」は、「勉強する」
その時間を、「点」としてイメージした言い方です。
ただし、「今この瞬間」というよりも、「普段〜している」、「今〜の状態である」というふうに訳されることが多いです。「点」を広めにイメージしてください。
あまり具体的な時間にこだわらない言い方が、「基本形」とも言えます。
「進行形」は、「勉強している」
これも、その時間を「点」としてイメージした言い方ですが、こちらは「今この瞬間」に「実行中」であることを強調します。
「完了形」は、「勉強してきた」
これは、過去から継続してきていること(時間の幅)を強調した言い方です。
「完了進行形」は、「勉強してきている」
これも、過去から継続してきていること(時間の幅)を強調した言い方です。
「完了形」よりも、「これからも続く」ニュアンスが強い言い方です。
それぞれの図の矢印を比較してみてください。
縦軸の「基本形・進行形・完了形・完了進行形」は、「時間のどこに焦点を置いているか」を表していることがわかります。
まとめ
時制には、「いつの物事を言っているか(=「過去・現在・未来」)」を表す役割と、「時間のどこに焦点を置いているか(=「基本形・進行形・完了形・完了進行形」)」という役割があり、それらを組み合わせて使います。