時制と未来形
日本語でもそうですが、「私は英語を勉強します」、「私は英語を勉強しました」、「私は英語を勉強するでしょう」のように、文によって現在のことを表しているのか、過去のことを表しているのか、それとも未来のことを表しているのかがわかりますよね。
英語では、
動詞の形を変化させることによっていつのことを言っているのかを伝えます。動詞が伝える"時"のことを
時制と言います。前回・前々回のテキストでは現在形と過去形の時制について説明をしましたね。今回は未来形について説明をしていきます。
未来形
動詞の形を変化させると書きましたが未来形ではちょっと異なり、動詞を変化させるのではなく、「
will+動詞の原形」とします。
そして「
~でしょう、~するだろう」と訳します。
1:
I will be 20 next year.
※来年20歳になります。
2:
It will rain tomorrow.
※明日は雨が降るだろう。
3:
I will reply you tomorrow.
※明日返事します。
4:
I will give you a present on Christmas .
※クリスマスにプレゼントをあげましょう。
単純未来と意思未来
未来形には大きく分けて2つの考え方があります。特に覚える必要はありませんが、
単純未来と
意思未来と呼ばれるものです。
単純未来とは、話してや文の主語の意思に関係なく、自然のなりゆきで起こる未来のことです。例文1のように来年20歳になるのは、文の主語である「I」の意思には関係のない未来ですし、例文2の明日雨が降るということも自然のなりゆきで起こる未来です。
一方で意思未来とは、例文3の返事をする、例文4のプレゼントをあげるという「I」の意思が反映されている未来のことを言います。
主語+will+動詞の原形で未来のことを表し、「~でしょう、~するだろう」と訳す。
このwillのように、動詞の前にくっついて動詞のニュアンスを変える言葉のことを
助動詞と言います。助動詞は何種類もあるのですが、それは新しく出てきたときに説明していきましょう。