植物の中には、種子(種)をつくらずに子孫をのこそうとするものもあります。種子を作らない植物は、
胞子(ほうし)といって、自分の分身を作り出して増えます。葉緑体をもち光合成を行いますが、日かげで生息していることが多いです。
種子をつくらない植物
シダ植物
写真はシダ植物の1種であるワラビです。シダ植物は、
根・茎・葉がきちんとわかれており、維管束が発達しています。ワラビやゼンマイ、スギナなどがこれにあたります。
コケ植物
岩にはりついているのがコケです。コケ植物は、
根・茎・葉がきちんとわかれておらず、水分を体全体から吸収します。
藻類
植物には属さない生物ですが、葉緑体をもり光合成を行います。海藻もこれにあたります。藻類には
根・茎・葉の区別はありません。アオミドロやミカヅキモといった植物プランクトンがこれらにあたります。写真はアオミドロの写真です。