天体の色で表面温度がわかる
天体をみてみると、赤く輝いている星もあれば青白く輝いている星もあります。
これは天体の表面温度が異なり、それによって発生する光エネルギーの波長が変わってくるからです。ちなみに
赤のような暖色よりも青や白のような寒色の方が、温度は高くなります。
ウィーンの変位則
物体の色とその表面温度との関係は、
ウィーンの変位則によって計算することができます。ウィーンの変位則とは、次のようなものです。
絶対温度Tの恒星から、もっとも強く放射される光の波長を「
λum」(ラムダum)としたとき、
λT=2900 の式が成り立つ。
例えば、ある天体の出す光エネルギーのは波長が0.1umだった場合その地表の温度は
0.1×T=2900
T=29.000K
と求めることができます。