はじめに
理科ではいろいろな実験をしながら学習しますが、物質を図るときのキホンとなるのが量と密度です。このテキストはこの量と密度について解説します。
物質の量とはなにか?
みなさん、量という単語からどんなものを想像しますか?
理科では、主に体積と重さという2つの尺度を使います。
体積
体積というのは、ある物体が空間の中で、どれだけの場所を占めるかを表すものです。体積は以下の2つの表し方があります。
■cm³(立方センチメートル)
これは、一辺の長さが1cmの立方体を基準にしたものです。
■ml(ミリリットル)
これは主に液体や気体などを表す単位です。1cm³=1mLです。なので1000cm³=1Lになります。
重さ
重さというのは、ある物体に働く重力の大きさのことです。地球には重力があるので、物体には重さがあります。
■g(グラム)
国際的に決められた、1gの分銅を天秤にかけたときに吊り合う重さを基準にしたものです。
■kg(キログラム)
1000g=1kgとなります。
密度とはなにか?
密度というのは、体積1cm³あたりの重さのことです。
密度を使うことで、異なる物質に共通の基準を作ることができます。
■g/cm³(密度)
密度は、通常重さを体積で割ることで表します。
おわりに
今回の内容は、今後理科で最も使う考え方なので、是非理解しておきましょう。