はじめに
理科を勉強していると、かならず
水溶液(すいようえき)ということばがでてきます。
この水溶液は、中学校だけではなく、高校生になっても、大学生になっても使うことばです。しっかりとマスターするようにしましょうね!
水溶液
水溶液とは、その名前のとおり、
水に
溶けた
液体です。
じゃあなにがとけてるの?という話ですが、
しっかりと水にとけていればなんでもオッケーです。
たとえば塩が水にとけると、「
食塩水」になりますね。砂糖が水にとけると「
さとう水」になりますよね。この「食塩水」や「さとう水」のことを水溶液といいます。
つまり
何かが100%水にとけている液体のことを、全部「水溶液」と言うんです!
ただし、溶かしたはずなのに、溶けきれずに液体の中にちょっとでも固体がのこってしまっていたら、これは水溶液とは言いません。
例えば「どろ水」、これは水溶液ではありません。
水溶液の性質
どの水溶液にも共通した性質があります。
水溶液の濃さはどこでも同じ
例えば作った食塩水をなめてみます。水溶液の上のほうがあまりしょっぱくないけれど、底のほうはむちゃくちゃしょっぱい!なんてことはありえません。どこをなめてもしょっぱさは同じです。
透明な液体
理科でいう水溶液は、必ず透明です。例えばコーヒーをイメージしてみましょう。
コーヒーはみなさん知っていますよね?コーヒーは水溶液ではありません。透明なコップにコーヒーを入れて、反対側をのぞいて見てください。反対側は見えませんね。透明でないということは水溶液ではありません。
ことばを覚えましょう
最後にことばを覚えましょう。
水溶液に溶けている物質のことを、
溶質(ようしつ)と言います。
溶媒を溶かしている液体のことを
溶媒(ようばい)、溶質と溶媒がセットになった水溶液のことを
溶液(ようえき)と言います。