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7_80 第1分野 / 1年:気体の性質/水溶液

水溶液の濃さについてかんがえてみましょう

著者名: かたくり工務店
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水溶液の濃度

塩を溶かした食塩水をちょこっとなめてみます。

・・・

・・・


「しょっぱ!!」



だいたいみんな同じことを言いますね。ただ理科では味がしょっぱいだけではなくて、どれくらいしょっぱいのかを考えなければいけません。さとう水であればどれぐらい甘いのか、お酢だったらどれぐらいすっぱいのか、その濃さをあらわす単位のことを重量パーセント濃度と言います。溶液の中にどれくらい溶媒が溶けているのかをあらわしたものですね。

※溶液、溶媒の意味がわからない人は図をみて復習しておきましょう。
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重量パーセント濃度の求め方

計算がキライな人にはちょっとむずかしくなりますが、ここからは、重量パーセント濃度を計算して求めていきます。
重量パーセント濃度(%)=溶質の重さ(g)/溶液の重さ(g)×100


まずはこの式を覚えましょう。溶液の重さは、溶質と溶媒の重さを足したものということもおさえておきましょう。

言葉で説明するとなんだかむずかしく見えるので、一緒に問題をときながらみていきましょう。
【問題】3gの食塩を水に溶かして、100gの食塩水を作りました。このときの重量パーセント濃度を求めなさい。


さっきの公式にあてはめてみましょう。
重量パーセント濃度(%)=溶質の重さ(g)/溶液の重さ(g)×100

溶質の重さは、食塩の重さなので5gです。
溶液の重さは、食塩水の重さそのものなので100gです。
※1ml=1gでしたね


このことから重量パーセント濃度は、
3÷100×100=3%
と求めることができます。ではもう1問みてみましょう。

【問題】5gの食塩を95mlの水にとかしました。この溶液の重量パーセント濃度はいくらでしょうか


さっきの公式にあてはめてみましょう。
重量パーセント濃度(%)=溶質の重さ(g)/溶液の重さ(g)×100

溶質の重さは、食塩の重さなので5gです。
溶液の重さは、溶質+溶媒なので5g+95gで100gです。

さっきの問題と違うのは、与えられた条件です。
今回の問題では食塩水の重さではなくて、食塩を溶かした水の重さが与えられています。なので、食塩と水の重さを足して、食塩水の重さを求めなければなりません。

このことから重量パーセント濃度は、
5÷100×100=5%

と求めることができます。
重量パーセント濃度なんて難しいことばがでてきましたが、けっきょくは水溶液の濃さは何%ですか?ときいているのと同じなんですね。
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『自由自在 中学理科』 受験研究社

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