はじめに
ここでは、名詞の種類について説明しています。
名詞には、
普通名詞、
固有名詞、
代名詞、
形式名詞、
転成名詞、
数詞といくつもの種類があります。
普通名詞
普通名詞とは、えんぴつ、シャーペン、消しゴムなどのように、
普通の一般的な名称のことです。えんぴつをみてこれはボールペンだという人はいませんし、犬をみてこれは猫だという人もいませんよね。
例)犬、猫、えんぴつ、ボールペン、車、家、かばん など
固有名詞
固有名詞とは
人の名前や地名のように、それ以外には存在しない特定の対象を表す名詞のことです。
例えば「山」という名詞を考えてみましょう。「山」は普通名詞で、「山」だけではどの山を指しているのかわかりません。しかし「富士山」と言ったらどうでしょう。富士山は世界で1つだけの山で、すぐにわかりますよね。
代名詞
代名詞とは、「私」、「彼」、「彼女」のようなものです。英語で考えるとわかりやすいです。
I(私),We(私たち),You(あなた/あなたたち),He(彼),She(彼女),It(それ),They(彼ら/彼女ら/それら)、これが代名詞です。
形式名詞
形式名詞とは、
「こと」「もの」「とき」「ほう」と覚えましょう。
・「大切なこと はあきらめない
ことだ」
・「それは彼の考えによる
ものだ」
・「海に行く
ときはいつも日焼け止めをぬっている」
・「その
ほうがいいと思います」。
※文節を区切る問題でよく出題されます。
転成名詞
転成名詞とは、ほかの品詞が名詞に変化したものです。
例えば、「
静けさ」、「
帰り」、「
流れ」のようなものです。「静けさ」は「静か」という形容詞が、「帰り」は帰るという動詞が、「流れ」は「流れる」という動詞がそれぞれ名詞に変化したものです。
数詞
最後は数詞です。数詞とは、個数や数量などを表す名詞のことです。
1個、1kg、1mなどです。これも名詞の一部なんですね!