「かばかりになれば、いとかからぬ人もあるものを」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
かばかりになれば、いと
かからぬ人もあるものを。
現代語訳・口語訳・意味
これくらい(の年頃)になれば、こんな(幼稚)ではない人もいるのに。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| かばかり | 副詞 | ー |
| に | 格助詞 | ー |
| なれ | ラ行四段活用「なり」の已然形 | ー |
| ば、 | 接続助詞 | ー |
| いと | 副詞 | ー |
| かから | ラ行変格活用「かかり」の未然形 | ー |
| ぬ | 打消の助動詞「ぬ」の連体形 | ー |
| 人 | ー | ー |
| も | 係助詞 | ー |
| ある | ラ行変格活用「あり」の連体形 | ー |
| ものを。 | 終助詞 | ー |
主な出典
【源氏物語「若紫・北山の垣間見」】
尼君、髪をかきなでつつ、「けづることをうるさがり給へど、をかしの御髪や。いとはかなうものし給ふこそ、あはれにうしろめたけれ。かばかりになれば、いとかからぬ人もあるものを。故姫君は、十ばかりにて殿に後れ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給へりしぞかし。ただ今、おのれ見捨て奉らば、いかで世におはせむとすらむ。」とて、いみじく泣くを見給ふも、すずろに悲し。