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古文単語「おつ/落つ」の意味・解説【タ行上二段活用】 |
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著作名:
走るメロス
82,937 views |
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「おつ/落つ」の意味・活用・使用例【タ行上二段活用】
このテキストでは、タ行上二段活用「おつ/落つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
タ行上二段活用
| 未然形 | おち |
| 連用形 | おち |
| 終止形 | おつ |
| 連体形 | おつる |
| 已然形 | おつれ |
| 命令形 | おちよ |
■意味1:自動詞
落ちる、落下する。
■意味2:自動詞
(雪/雨が)降る。
(花/葉が)散る。
[出典]:古今和歌集
「風吹けば落つるもみぢ葉水きよみ散らぬかげさへ底に見えつつ」
[訳]:風が吹くと散るもみじの葉が(水の上に)浮かんでいる。池の水が澄んでいるので、散らずにまだ枝に残っている葉の影までもが水底に映って見えている。
「風吹けば落つるもみぢ葉水きよみ散らぬかげさへ底に見えつつ」
[訳]:風が吹くと散るもみじの葉が(水の上に)浮かんでいる。池の水が澄んでいるので、散らずにまだ枝に残っている葉の影までもが水底に映って見えている。
■意味3:自動詞
光が差し込む、照る。
[出典]:新古今和歌集
「冬枯れの森の朽ち葉の霜の上に落ちたる月の影の寒けさ」
[訳]:冬枯れの森の朽ち葉に降りた霜の上を差し込んでいる月の光の寒そうなことよ
「冬枯れの森の朽ち葉の霜の上に落ちたる月の影の寒けさ」
[訳]:冬枯れの森の朽ち葉に降りた霜の上を差し込んでいる月の光の寒そうなことよ
■意味4:自動詞
(日や月が)沈む。
[作者]:与謝蕪村
「落つる日のくくりて染むる蕎麦の茎」
[訳]:沈んでいく日が括り染めにしているのだ、蕎麦の茎を
「落つる日のくくりて染むる蕎麦の茎」
[訳]:沈んでいく日が括り染めにしているのだ、蕎麦の茎を
■意味5:自動詞
(毛が)抜ける、抜け落ちる。
■意味6:自動詞
地位が下る、堕落する、落ちぶれる。
[出典]:蓬生 源氏物語
「やむごとなき筋ながらも、かうまで落つべき宿世ありければにや...」
[訳]:高貴な身分でありながらも、こうまで落ちぶれる宿命にあったからでしょうか...
「やむごとなき筋ながらも、かうまで落つべき宿世ありければにや...」
[訳]:高貴な身分でありながらも、こうまで落ちぶれる宿命にあったからでしょうか...
■意味7:自動詞
(病気が)治る。
(つきものが)去る。
[出典]:十訓抄
「今様遊ばさば、落ちさうらひなむ。」
[訳]:今風の歌をお歌いになったら、きっと(つきものが)去るでしょう。
「今様遊ばさば、落ちさうらひなむ。」
[訳]:今風の歌をお歌いになったら、きっと(つきものが)去るでしょう。
■意味8:自動詞
戦いに敗れて逃げる、敗走する。
■意味9:自動詞
(城/砦などが)陥落する。
[出典]:太平記
「『すはや城は落ちけるぞ。』とて、勝時を作って...」
[訳]:「それ、城は陥落したぞ。」と勝時を上げて...
「『すはや城は落ちけるぞ。』とて、勝時を作って...」
[訳]:「それ、城は陥落したぞ。」と勝時を上げて...
■意味10:自動詞
欠ける、欠落する。
※この用法の場合、下に打消の「ず」を伴う場合が多い。
[出典]:万葉集
「山越しの風を時じみ寝る夜落ちず家なる妹をかけて偲ひつ」
[訳]:山を越えて吹く風が絶えないので、寝る夜は欠かさず家にいる妻を心に思い浮かべて慕ったことです。
「山越しの風を時じみ寝る夜落ちず家なる妹をかけて偲ひつ」
[訳]:山を越えて吹く風が絶えないので、寝る夜は欠かさず家にいる妻を心に思い浮かべて慕ったことです。
■意味11:自動詞
白状する。
[出典]:今昔物語集
「あながちに問ひければ、つひに落ちていはく...」
[訳]:強引に問いただしたところ、ついに白状して言うことには...
「あながちに問ひければ、つひに落ちていはく...」
[訳]:強引に問いただしたところ、ついに白状して言うことには...
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