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古文単語「こころゆく/心行く」の意味・解説【カ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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こころゆく/心行く

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カ行四段活用

未然形こころゆか
連用形こころゆき
終止形こころゆく
連体形こころゆく
已然形こころゆけ
命令形こころゆけ


意味1:自動詞

満足する、納得がいく

[出典]安養の尼の小袖 十訓抄
「主の心ゆかぬものをばいかが着るべき。」

[訳]:持ち主の納得がいかないものをどうして着ることができましょう、いやできません。


意味2:自動詞

気分が晴れる、気分が晴れ晴れする

[出典]:心ゆくもの 枕草子
心ゆくもの。よく書いたる女絵の、ことばをかしう付けて多かる。」

[訳]気分が晴れ晴れするもの。上手に書いてある女絵で、(絵に添えてある)言葉が趣深く(しかもその言葉の量が)多いもの(は気分が晴れ晴れする)。


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