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古文単語「きざす/萌す/兆す」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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きざす/萌す/兆す

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サ行四段活用

未然形きざさ
連用形きざし
終止形きざす
連体形きざす
已然形きざせ
命令形きざせ


意味1:自動詞

芽ぐむ、芽ばえる、萌えだす

[出典]世に従はん人は 徒然草
「木の葉の落つるも、まづ落ちて芽ぐむにはあらず。下よりきざしつはるに堪へずして落つるなり。」

[訳]:木の葉が散るのも、最初に葉が散って(その後に)芽を出しはじめるのではありません。(葉の)下から芽ぐみ、芽がふくらむのに持ちこたえずに(葉が)散るのです。


意味2:自動詞

物事が起ころうとする、始まろうとする、思いが生じる

[出典]:ある大福長者の 徒然草
「所願心にきざす事あらば...」

[訳]:願望が心に生じることがあれば...


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