|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
枕草子 原文全集「殿司こそなほをかしきものはあれ/郎等は」 |
著作名:
古典愛好家
6,144 views |
殿司こそ、なほをかしきものはあれ
殿司(とのもづかさ)こそ、なほをかしきものはあれ。
下(しも)女のきはは、さばかりうらやましきものはなし。
よき人にもせさせまほしきわざなめり。
若くかたちよからむが、なりなどよくてあらむは、ましてよからむかし。
すこし老いてものの例知り、面(おも)なきさまなるも、いとつきづきしくめやすし。
殿司の、顔愛敬づきたらむ、ひとり持たりて、装束時にしたがひ、裳・唐衣(からぎぬ)などいまめかしくてありかせばや、とこそおぼゆれ。
郎等は
郎等(をのこ)は、また、随身(ずいじん)こそあめれ。
いみじう美々しうてをかしき君達も、随身なきはいとしらじらし。
弁などは、いとをかしき司(つかさ)に思ひたれど、下襲(したがさね)のしり短くて、随身のなきぞいとわろきや。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
枕草子 原文全集「細殿に人あまたゐて」
>
枕草子 原文全集「職の御曹司の西おもて」
>
蜻蛉日記原文全集「五月にもなりぬ」
>
更級日記 原文全集「初瀬詣で」其の二
>
平家物語原文全集「康頼祝言 1」
>
平家物語原文全集「鹿谷 3」
>
枕草子 原文全集「春はあけぼの」
>
最近見たテキスト
枕草子 原文全集「殿司こそなほをかしきものはあれ/郎等は」
10分前以内
|
>
|