「かづく/潜く」の意味・活用・使用例【カ行四段活用/カ行下二段活用】
このテキストでは、古文単語「
かづく/潜く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「かづく」には
①
被く
②潜く
があるが、ここでは「②潜く」を扱う。さらに「潜く」には
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
の用法がある。
①カ行四段活用
未然形 | かづか |
連用形 | かづき |
終止形 | かづく |
連体形 | かづく |
已然形 | かづけ |
命令形 | かづけ |
■意味:自動詞
(水に)潜る。
[出典]:日のいとうららかなるに 枕草子
「海はなほいとゆゆしと思ふに、まいてあまのかづきしに入るは、うきわざなり。」
[訳]:海はやはり恐ろしいと思うのだが、まして、海女が海に潜りに入るのはつらい仕事だ。
②カ行下二段活用
未然形 | かづけ |
連用形 | かづけ |
終止形 | かづく |
連体形 | かづくる |
已然形 | かづくれ |
命令形 | かづけよ |
■意味:他動詞
(水に)潜らせる。