「こひわたる/恋ひ渡る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
こひわたる/恋ひ渡る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | こひわたら |
連用形 | こひわたり |
終止形 | こひわたる |
連体形 | こひわたる |
已然形 | こひわたれ |
命令形 | こひわたれ |
■意味:自動詞
恋い慕う、長い間思い続ける。
[出典]:
皇嘉門院別当 百人一首
「難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや
恋ひわたるべき」
[訳]:難波の入り江に生えた葦の刈り根の一節(ひとよ)のように、(短い旅先での)一夜のかりそめの契りのために、私は、舟を待つ澪標ではないですが、この身を尽くしてあなたを
お慕い続けなくてはならないのでしょうか。