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古文単語「たづぬ/尋ぬ/訪ぬ」の意味・解説【ナ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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たづぬ/尋ぬ/訪ぬ

このテキストでは、ナ行下二段活用の動詞「たづぬ/尋ぬ/訪ぬ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ナ行下二段活用

未然形たづね
連用形たづね
終止形たづぬ
連体形たづぬる
已然形たづぬれ
命令形たづねよ


意味1:他動詞

探し求める、追い求める

[出典]いみじき成敗/正直の徳 沙石集
「主を尋ねて返し給へ。」

[訳]:持ち主を探し求めてお返しください。


意味2:他動詞

(物事の理由は事情を)
探求する、調べて明らかにする

[出典]ゆく河の流れ 方丈記
「これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。」

[訳]:これは本当かと調べてみると、昔から存在していた家というのはめったにない。




意味3:他動詞

質問する、尋ねる

[出典]大納言殿参り給ひて 枕草子
「上もうち驚かせ給ひて、『いかでありつる鶏ぞ。』など尋ねさせ給ふに...」

[訳]:天皇も目をお覚ましになり、「どうして(このような所に)鶏がいるのか。」などとお尋ねになると...


意味4:他動詞

訪問する

[出典]神無月のころ 徒然草
「神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里にたづね入ることはべりしに」

[訳]:10月ごろに、栗栖野という所を通り過ぎて、とある山里に(人を)訪ねて分け入ることがあったのですが

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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