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ことば / 単語 古文単語「たづぬ/尋ぬ/訪ぬ」の意味・解説【ナ行下二段活用】
著者名:
走るメロス
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たづぬ/尋ぬ/訪ぬ
このテキストでは、ナ行下二段活用の動詞「 たづぬ/尋ぬ/訪ぬ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ナ行下二段活用
未然形 | たづね |
連用形 | たづね |
終止形 | たづぬ |
連体形 | たづぬる |
已然形 | たづぬれ |
命令形 | たづねよ |
■意味1:他動詞
探し求める、追い求める。
[出典]: いみじき成敗/正直の徳 沙石集
「主を 尋ねて返し給へ。」
[訳]:持ち主を 探し求めてお返しください。
■意味2:他動詞
(物事の理由は事情を)
探求する、調べて明らかにする。
[出典]: ゆく河の流れ 方丈記
「これをまことかと 尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。」
[訳]:これは本当かと 調べてみると、昔から存在していた家というのはめったにない。
■意味3:他動詞
質問する、尋ねる。
[出典]: 大納言殿参り給ひて 枕草子
「上もうち驚かせ給ひて、『いかでありつる鶏ぞ。』など 尋ねさせ給ふに...」
[訳]:天皇も目をお覚ましになり、「どうして(このような所に)鶏がいるのか。」などとお 尋ねになると...
■意味4:他動詞
訪問する。
[出典]: 神無月のころ 徒然草
「神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に たづね入ることはべりしに」
[訳]:10月ごろに、栗栖野という所を通り過ぎて、とある山里に(人を) 訪ねて分け入ることがあったのですが
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清少納言,
枕草子,
徒然草,
単語,
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古文単語,
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解説,
意味,
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
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