このテキストでは、力の働きについてまとめてみます。
力とは
一言力といってもどのようなものを指すのかわかりづらいですよね?
理科でいう力とは次の状態のことをいいます。
1、物体が支えられている
2、物体の運動の様子が変わる
3、物体が支えられている
この3つの状態の時、ある物体に力が働いていると考えられます。
力の種類
力には、特徴によっていくつかの種類に分けられます。
触れることによって働く力
■弾性力
変形した物体が、元の形に戻ろうとするときに発生する力のことです。
摩擦力
物体と物体が触れ合う状態で、物体の運動を妨げる力のことです。
離れて働く力
■重力
地球が物体を引きつける力のことです。
重力は地球の中心に向かって、鉛直方向に働きます。
■磁石の力
磁石が持つ力のことです。磁石はN極とS極があり、N極とN極、S極とS極は反発し、N極とS極は引きあいます。
■電気の力
電気にも、引きつけたり反発したりする力があります。
正電気または負電気に帯電した物体同士は反発し、正電気と負電気に帯電した物体は引きあいます。
重さと質量
力の話になんで重さが関係あるのか不思議に思うかもしれませんが、重さも力の一種なんです。
重さ
重さというのは、物体に働く重力の大きさのことです。単位はg重、kg重などで、重さは、物体が置かれている場所や状態によって変わります。バネばかりで量ります。
質量
質量とは、場所や状態によって変わらない物体そのものの量のことです。単位はgやkgです。上皿天秤で量ります。
物体の重さは、その物体の質量に比例します。