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18_80 西アジア・地中海世界の形成 / 古代オリエント世界

ギザとは 世界史用語140

著者名: ピアソラ
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ギザとは

ギザとは、エジプトの首都カイロの南西にある都市で、ナイル川の西岸に位置しています。ギザは、古代エジプトの第4王朝(紀元前2575年~紀元前2465年)の時代に建造された三大ピラミッドとスフィンクスという世界的に有名な遺跡の所在地として知られています。ギザのピラミッドは、古代世界の七不思議の一つに数えられ、1979年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

ギザのピラミッドは、第4王朝の王たちのために建てられた墓として機能していました。最も北にあるのが、第4王朝の第2代王クフ王(ギリシア語名:ケオプス)のピラミッドで、大ピラミッドとも呼ばれます。このピラミッドは、三つの中で最も大きく、底辺の長さは平均230メートル、元の高さは147メートルでした。中央にあるのが、第4王朝の第4代王カフラー王(ギリシア語名:ケフレン)のピラミッドで、高さは143メートル、底辺の長さは216メートルでした。最も南にあるのが、第4王朝の第5代王メンカウラー王(ギリシア語名:ミケリノス)のピラミッドで、高さは66メートル、底辺の長さは109メートルでした。これらのピラミッドは、石灰岩や花崗岩などの石材を使って精密に組み立てられた巨大な建造物で、古代エジプトの科学技術や宗教観の高さを示しています。

ギザのピラミッドの近くには、人間の顔とライオンの体を持つスフィンクスという神秘的な像があります。スフィンクスは、カフラー王のピラミッドの前に立っており、王の権威と神聖さを象徴していると考えられています。スフィンクスの高さは20メートル、長さは73メートルで、一つの岩から彫り出されたものです。スフィンクスの鼻は何らかの理由で破壊されており、その原因については諸説あります。

ギザのピラミッドやスフィンクスのほかにも、ギザには小さなピラミッドや王族や貴族の墓、神殿などの遺跡が多数存在しています。これらの遺跡は、古代エジプトの歴史や文化に関する貴重な資料となっており、多くの学者や観光客の関心を引いています。ギザの遺跡は、エジプト政府や国際機関によって保護や修復の対象となっています。
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・ギザとは 世界史用語140

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『世界史B 用語集』 山川出版社

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