三角関数の値の正負
角の動径がどの象限に含まれているかによって、三角関数の値の正負が変わってきます。これを図示すると次のようになります。
例えば
のとき、sin、cos、tanの値はどうなるでしょうか。(弧度法で表記しています。)
①ということは、
θは第1象限の角なので、sin、cos、tanの正負は全部プラスとなります。
では次の範囲ではどうでしょうか。
(弧度法で表記しています。)
まず、
より、θは第3象限、第4象限にあることがわかります。
そして
より、θは第1、2、3象限のどこかということになります。
以上のことから、θは第3象限の角であることがわかりました。
図をみてもわかるように、
第3象限のsinとcosの値はマイナスで、tanの値はプラスとなります。