任意の定数にかかわらず、必ず定点Aを通る
(3kー2)y=(2k+1)x+3 …①は、実数kの値にかかわらず、定点Aを通ることを示し、また点Aの座標を求めなさい
考え方
kの値にかかわらずということは、kがどんな値でもということ。
なので、①に適当なkの値を代入してそれらの式が交わる点を求める。これが求めるべき点Aとなる
解法
まずは、計算を楽にするためにk=0、k=1を代入してみましょう
■k=0のとき
k=0を代入して整理をすると、①は
x+2y+3=0 …② となります。
■k=1のとき
k=1を代入して整理をすると、①は
3x-y+3=0 …③ となります。
2直線の交点を求める
次に②と③の交点の座標を求めます。
②+③×2より
②×3-③より
問題は①式が
)
を必ず通るかどうかです。
①式にこの点の座標を代入して、左辺=右辺となれば、kの値にかかわらず①はこの点を通るということになります。つまり、それが求めるべき点Aとなります。
①式に

、

を代入します。
左辺は
右辺は
左辺=右辺。
このことから①の直線は、実数kの値にかかわらず
を通ることになります。
そしてこの点が求めるべき点Aです。