1つの解から3次方程式の係数を求める
の式で解が1つだけわかっています。
このときaとbの値、そしてもう2つの解を求めてみましょう。
とりあえず、
を式に代入してみます。
展開して複素数を含むものとそうでないものにわけます。
ここで
複素数の性質を思い出してください。
のとき
、
が成り立つんでしたね。
これを先ほどの式にも応用します。
なので
が成り立ちます。この連立式を解くと
、
となります。
ではこれをもとの式に代入して、あとはこの方程式の解を求めましょう。
としたときに
となることから、この式はx-2を因数にもちます。
あとは、
…①、
…② を解くだけですね。
①より
②には解の公式をあてはめて
よって
これらが、この方程式の解となります。
複素数の性質、ここを思い出せるかが勝負の鍵ですね。