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9_80 ことば / 単語

古文単語「なでふことなし/何でふこと無し」の意味・解説【連語】

著者名: 走るメロス
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なでふことなし/何でふこと無し

このテキストでは、古文単語「なでふことなし/何でふこと無し」の意味、解説とその使用例を記している。

成り立ち

連体詞「なでふ」と名詞「こと」そして形容詞「なし」が一語になったもの。
連語

意味

たいしたことない、取るに足らない

[出典]にくきもの 枕草子
なでふことなき人の、笑がちにて、ものいたう言ひたる。」

[訳]たいしたこともない人が、にやにやと笑って、おしゃべりをしまくっている(ことはしゃくに障る)。

※「笑がち」⇒「得がち」とすると次のような現代語訳となる。
たいしたこともない人が、得意げに、おしゃべりをしまくっている(ことはしゃくに障る)。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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