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古文単語「きげん/機嫌/譏嫌」の意味・解説【名詞】

著者名: 走るメロス
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きげん/機嫌/譏嫌

このテキストでは、古文単語「きげん/機嫌/譏嫌」の意味、解説とその使用例を記しています。

名詞

意味1

世間の人の非難

※仏教用語

意味2

しおどき、時機

[出典]世に従はん人は 徒然草
「世に従はん人は、まづ機嫌を知るべし。」

[訳]:世間に順応しようとする人は、まず(物事の)しおどきを知らなくてはなりません。


意味3

事情、様子

[出典]:義経記
「片ほとりの山科に知る人ありける所にわたらせ給ひて、京の機嫌をぞうかがひける。」

[訳]:(義経は)都はずれの山科に付き合いのある人がいた所にお移りになり、京都の様子をうかがった。


意味4

気分、心地、気持ち

[出典]:去来抄
「朝雲の長閑に機嫌よかりしを見て...」

[訳]:朝雲がゆったりとして気持ちよさそうなのを見て...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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